浄土真宗では亡くなった人は既に極楽浄土に往生して仏になっているにも拘わらず七日法要や49日法要をするのはおかしくないですか？
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浄土真宗において、亡くなった人は阿弥陀仏の救いによって直ちに極楽浄土に往生し仏になると考えられています。それにもかかわらず、七日法要や四十九日法要を行うのは、実は亡くなった人のためだけでなく、残された遺族や周囲の人々のための意味が大きいです。
これらの法要は、遺族が故人への感謝の気持ちを表す場であり、また、阿弥陀仏の慈悲に感謝し、仏教の教えを再確認する場ともなっています。法要を通じて、遺族が故人との別れをしっかりと受け入れ、心の整理をつける時間を持つことができます。また、仏教の教えに基づく安心感を得るための儀式でもあります。
浄土真宗では、法要の中心は亡くなった人の魂を救うことではなく、阿弥陀仏の救いの教えを思い起こし、仏の道を共に歩むことを再確認する行事とされています。そのため、形式的に「おかしい」と思われるかもしれませんが、法要の目的はあくまで遺族や周囲の人々の心の支えになることにあるのです。
