浄土真宗・喪中にしてはいけないこと

投稿者: | 2024-10-20

知らなかった!いろいろダメなことあると思ってた

結論・喪中にダメなこと

浄土真宗には喪中という考え方がないため、特別に避けるべきことはありません。

亡くなった人はすでに極楽浄土に往生して仏になっているため、遺族は普通に生活してよいとされています。

結婚式への出席、旅行、正月のお祝いなども問題ありません

真宗大谷派法栄山三宝寺からの引用

浄土真宗には忌中や喪中が無いって本当ですか

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浄土真宗には忌中や喪中が無いって本当ですか

はい。本来浄土真宗には「忌中」や「喪中」という考え方は存在しません。

親族が亡くなった時に遺族が一定期間身を慎み喪に服する期間。
死は穢れと考えられており、穢れが強い期間を「忌」と言い、穢れが薄らいだ期間を「喪」と言います。

「忌」が明けるのが亡くなってから四十九日目(満中陰) 「喪」が明けるのが一周忌というのが一般的な考え方です。その期間内は神社へのお参りや祭事、慶事に参加することを慎みます。

「忌」や「喪」という死を穢れとする概念は、「娑婆(人間)世界の命を終えるということは、極楽浄土という、還りつくところへ還らせていただく。つまり仏さまと成られる喜ばしいこと」という考え方の浄土真宗の教えには当てはまらないのです。それ故、私たちは忌や喪に服する必要がないのです。
※また本来仏教自体が死を穢れとは捉えません。神道の影響もあるのではないかと思われます。

敢えて「忌」を用いるのならば、「忌」すなわち「己の心」。死という縁を前にして、私自身の心と向き合うための期間が「忌中」と言えるかもしれません。死と向き合うために必要な時間は人それぞれです。期間を定められるものではありません。

上記の意味から、浄土真宗では喪中ハガキも用いません。ただし、こちらが浄土真宗の門徒だと先方が理解してるとは限りませんし、うちは浄土真宗だから!と頑なに教えを守り世間との軋轢を生んでも仕方ありません。一般的な常識に配慮しつつ、浄土真宗の教えからもかけ離れず、尚且つ故人の友人知人に連絡を送りたい。その時は喪中ハガキではなく「年賀欠礼ハガキ」を出しましょう。

なお、キリスト教も浄土真宗と同様に、「死は神に召された喜ばしいこと」であるため、忌中・喪中の考え方は存在しません。

 例 欠礼はがき

欠礼はがき 浄土真宗

浄土真宗・すごい!!

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